日記の書き方【初心者向け】何から書く?「出来事+気持ち」の2行で始めて、続けるための例と1週間のはじめ方

日記の書き方【初心者向け】何から書く?「出来事+気持ち」の2行で始めて、続けるための例と1週間のはじめ方

2026/10/28

  • #セルフマネジメント

  • #ふりかえり

日記を始めようと新しいノートを開いたものの、「今日は何を書こう」と考えているうちに、1行目が書けないまま閉じてしまった。そんな経験はないでしょうか。

書けなかったのは、文章が苦手だからでも、書くことがない毎日だからでもありません。多くの場合は、何を、どこまで書けば日記になるのかが決まっていないことが原因です。そこでこの記事では、初心者でも迷わず書ける「出来事+気持ち」の2行の日記の書き方と、場面別の例、そして続けるための1週間のはじめ方を紹介します。

日記の1行目で手が止まるのは、書くことの範囲が広すぎるから

日記と聞くと、「今日1日のことを順番に書くもの」「きれいな文章で書くもの」と思い浮かべる人が多いかもしれません。この思い込みがあると、書き始める前に、1日全体を思い出して、どれを書くか選んで、文章に整えるという作業が一度に求められます。これでは、最初の1行目が重くなって当然です。

日記を書き始めるときは、範囲を思い切って小さくします。1日のうちの出来事を、1つだけ書く。これだけで、日記は成り立ちます。1日の全体を残す必要はなく、残したいのは「今日、自分に何があって、自分はどう感じたか」の一場面です。

初心者の日記は「出来事+気持ち」の2行で足ります

書くのは、次の2行だけです。時間は3分かけなくて構いません。

  1. 出来事を1つ:今日あったことを、事実だけで1行書きます。「朝の電車が遅れた」「同僚に資料をほめられた」「昼に食べたラーメンが美味しかった」など、小さな出来事で十分です。
  2. そのときの気持ちを一言:その出来事のとき、自分がどう感じたかを短く書きます。「焦った」「うれしかった」「ほっとした」のように、言葉は1つで構いません。

大切なのは、出来事と気持ちをセットで残すことです。気持ちだけを書いた日記は、あとで読み返すと何のことだったか思い出せなくなります。逆に、出来事だけでは、そのとき自分がどう感じていたかが残りません。2つをセットにしておくと、数週間後に読み返したとき、その日の自分の状況ごと思い出せます。

場面別・出来事と気持ちの書き方の例

何を書けばよいか迷う日は、次の例を参考にしてください。出来事は「誰が・何をしたか」を1行にし、気持ちは1語から始めます。

場面出来事(1行目)気持ち(2行目)
仕事の日会議で自分の案を、最後まで聞いてもらえたほっとした。次はもう少し早く話してみたい
家で過ごした日夕食を作ったら、家族が「おいしい」と言ってくれたうれしかった
うまくいかなかった日提出期限に間に合わず、上司に謝った情けなかった。でも、次は前日に確認したい
何もなかった日昼休みに公園のベンチで15分ぼんやりした静かで落ち着いた
人と会った日友人と久しぶりに話して、近況を聞いた元気をもらった

「何もなかった日」でも、日記は書けます。大きな出来事がない日は、小さな出来事をひとつ拾う日です。ぼんやりした15分も、立派な出来事として残せます。書くことを探す視点が育つと、毎日の中の小さな変化に気づけるようになります。

日記を続けるための、がんばらないルール3つ

初心者の日記は、書き始めるよりも、続けるほうが難しいものです。次の3つを決めておくと、気持ちが楽になります。

  1. 1日全部を書こうとしない:出来事は1つで十分です。2つ以上浮かんでも、いちばん心に残ったひとつだけを選びます。
  2. 反省会にしない:うまくいかなかった日も、「何があったか」と「どう感じたか」を書くところまでにします。原因探しや反省は、日記の中に必ずしも必要ではありません。
  3. 書けなかった日を、取り戻そうとしない:3日空いても、昨日の分を無理に書き足さず、今日の2行から再開します。空白の日は、書かなかった日ではなく、休んだ日です。

続かなくなる理由を詳しく知りたいときは、日記が続かないのはなぜ?7つの理由と、明日から「1行」で続ける方法も参考にしてください。

2行の日記に、もう1行足すなら

2行に慣れてきたら、余裕のある日だけ、3行目を足すこともできます。

  • 気づいたこと:その出来事から、自分について気づいたことを一言。「焦ると、まず謝ってしまう癖がある」のように。
  • 明日ひとつやること:気持ちから、明日ひとつだけ試したいことを書く。「資料は前日の夕方に見直す」のように。

3行目は、書けない日があって構いません。足せる日だけ足すのがコツです。出来事と気持ちの2行が書けていれば、その日の日記は完成しています。

日記を始める1週間のはじめ方

最初の1週間は、無理のない小さな目標から始めます。次の表は、一例です。

日その日の目標
1日目出来事を1つだけ書く(気持ちはなくてよい)
2日目出来事+気持ちを一言添える
3日目気持ちの言葉を、昨日と違う言葉にしてみる
4日目「何もなかった日」の小さな出来事を拾ってみる
5日目書く時間を、毎日同じ時間帯に決めてみる
6日目余裕があれば3行目(気づいたこと)を足す
7日目1週間分を読み返して、気づいたことを一言書く

7日目の「読み返す」が、いちばん大切なステップです。書いた日記を読み返すと、「自分はこの1週間、こんなことで焦って、こんなことでうれしかったのか」と、自分の動きが見えてきます。日記は、書くことよりも、読み返して自分を知ることに価値があります。

日記を書くことでどんな変化が期待できるかは、日記を書く効果とは?続けると感じやすい5つの変化と、知っておきたいデメリットにまとめています。書くことが浮かばない日は、日記のネタ45選の書き出しをそのまま借りてみてください。

ふりかえりの習慣化を、AIが伴走する。Stockrをはじめる

書いた2行に、あとで会えるようにしておく

日記は、書いたあとに読み返せる形で残っているかどうかで、続けやすさが変わります。ノートだと、ページをめくって探さなければ昔の自分には会えません。

ふりかえりジャーナリングアプリのStockrは、出来事や気づきを1行から残せるアプリです。出来事、感じたこと・考えたこと、学んだこと、の3つの順に書ける型があり、書けない日はAIと話しながら文章にまとめることもできます。書いた言葉には「再発見」で、あとからまた出会えます。

なお、Stockrには無料プランはなく、7日間の無料体験から使い始めます。まずは今日の出来事をひとつ選んで、2行だけ書いてみてください。

まとめ:1日全部を書かずに、出来事ひとつと気持ち一言から

日記の1行目で手が止まるのは、書く範囲が広すぎるからでした。出来事をひとつ選び、そのときの気持ちを一言添える。この2行が、初心者の日記のいちばん小さな形です。何もなかった日は小さな出来事を拾い、書けなかった日は取り戻さずに今日の2行から再開します。1週間たったら、書いた日記を読み返してみてください。日記がもたらす自分への気づきは、読み返したときに生まれます。

もう少し書き方の選択肢を見たいときは、日記の書き方5選と、続かない理由への対策もあわせてどうぞ。

よくある質問

日記は、毎日書かないと意味がありませんか?

毎日でなくても意味はあります。日記のよさは、あとから読み返したときに、そのときの自分の出来事と気持ちに出会えることです。書いた日が飛んでも、書いた日の記録は残ります。まずは「書けた日が週に3日あればよい」くらいの気持ちで始めるのがおすすめです。

日記には、嫌だったことやネガティブな気持ちを書いてもよいですか?

書いて構いません。ただ、嫌だったことを長く書き連ねるより、「何があったか」を1行、「そのとき自分はどう感じたか」を一言にとどめるほうが、書いたあとに気持ちが沈みにくくなります。つらい気持ちが強い日は、無理に書かず、日記を閉じて休んでください。

手書きとスマホ、初心者にはどちらがおすすめですか?

続けやすいほうで大丈夫です。手書きは書く時間そのものが落ち着く時間になり、スマホは思いついたその場で2行を残せます。最初の1週間は、いま手元にあるものを選び、合わなければ途中で変えてかまいません。