仕事や学校でも最近よく耳にする「振り返り」。
上司から「振り返りは大事だよ」と言われたり、何度も同じ失敗を繰り返す部下に「定期的に振り返りしよう」とアドバイスをしたり。誰しもそんな経験があるのではないでしょうか。
しかしどんなに正しい方法でも、振り返りは一度やっただけで大きな効果を感じられるものではありません。継続することで効果が出るのは間違いないものの、「どれくらい続ければ」「どれくらい効果があるのか」に正確な答えはありません。
だからこそ、振り返りの一番の難しさは「続けること」かもしれません。
そこで今回は、「継続することで、どんな効果があるか」を実体験から解明します。
効果を実証するのは、毎日振り返りをしている、振り返りアプリStockr(ストッカー)の開発チームメンバー!振り返りによって実感できた効果と、続けること・良い振り返りをするためのコツをご紹介します。

振り返りの最大の関門は「習慣化」
振り返りの一番の難しさは「継続」と言いましたが、それは以下のような3つの要素に分解できます。
振り返りが続かない理由
1.脳は新しい習慣づくりが苦手
脳は平常通りを好み、変化を嫌うとされています。ある研究によると、習慣化に必要な日数は平均66日(18日〜254日※行動の内容や種類により異なる)かかるそう。
このように新しい習慣づくりにはまず時間がかかることが、継続の壁となっています。
2.モチベーション維持の難しさ
習慣として身に付くまでは「意識的な努力」が必要です。始めた時には意欲的でも、時間が経つにつれて当初の目的意識が薄れ、短期的な成果が見えにくいことでさらに意欲は低下し、行動を止めてしまう結果につながります。
3.やり方によってはネガティブに捉えやすい
本来、振り返りは問題や課題を洗い出す「反省」とは違います。しかし振り返りの内省と反省はとても似ていることも事実です。反省に終始してしまうと自罰的に考えやすくなり、振り返りが精神的に辛いものとなってしまうと続けられない大きな要因になります。
以上が振り返りの習慣化を阻む要素です。
このような要素を回避するためにはコツや工夫が必要ですが、コツを理解すると振り返りを習慣化しやすくなります。
実証!振り返りの「効果」
振り返りの効果について、今回は「実体験」からご紹介していきたいと思います。
このStockr Mediaの運営元である振り返りアプリStockr(ストッカー)の開発メンバーに【これまで振り返りをしていてどんな効果を実感した?】という質問をしてみました。
質問への回答を集めたところ、大きく3つの分類ができました。それぞれの回答と合わせてご覧ください!
1自己理解の深まり
2自己成長の実感
3生産性の向上、能力アップ
1自己理解の深まり


自分の感情が大きく動いたときのことを振り返って言語化しておくと、後になってより客観的に受けとることができます。
たとえば、会議での発言がうまく伝わらなかったときの落ち込みや、人間関係でモヤモヤしたときに、行動や発言を思い出せるだけただ書き出します。
すると後になって知らない自分の一面に気付いたり、自分にとって重要なことや望んでいること、苦手なことや避けたいことなど、多くの自分の側面を発見していけます。
客観視によって改善点やより良いコミュニケーション方法に気づくこともあります。
2自己成長の実感


過去と現在の振り返りを見比べると、自分の変化を感じることができます。
たとえば、印象的なできごとについて「会議での提案が受け入れられずに不安に感じた、自分が否定されているように感じて悲しくなってしまった」など感情まで具体的に書きます。
それから数ヶ月後にこの内容を見返すと、「今の自分は会議で思い通りにならなくても、自分が否定されたように捉えずに、もっと良くしてみようと考えられている」など考え方が変化したことに気づけます。
3生産性の向上、能力アップ

日々の出来事を振り返ることで、次に活かせる気づきや学びを言語化しやすくなります。
たとえば、仕事でうまくいったことや、逆にうまくいかなかったことなどを事実ベースで書きます(反省ベースにしないことがポイント)。今までとやり方を変更したことなども、変更した理由や経緯を含めて書いておきます。
うまくいった・いかないを捉える視点のパターンや行動の変化に気づくことで、他のことにも応用できることを見つけられたり、より積極的に改善に取り組む意識が生まれます。
ふりかえりの習慣化を、AIが伴走する。Stockrをはじめる本当に役立つ!良い振り返りと習慣化の「コツ」
振り返り好きなStockr開発チームでは、常にいろいろなアイデアやノウハウが飛び交っていて勉強になりますが、その中でもオススメの「振り返りを継続するコツ」と、「より良い振り返りにするコツ」を一挙ご紹介します!
続けるための習慣化のコツ
継続するには下記の4つを意識するのがポイント。1つずつご説明します!
①目的をはっきりさせる
②やるタイミング(時間)を決める
③書くことを決める
④誰かと一緒に取り組む
良い習慣を身につける方法や悪い習慣を断ち切るための方法を心理学的見地から科学的に解明している 「習慣の力」 によると、習慣形成のメカニズムは「きっかけ→反応(ルーチン)→報酬」という3段階のループで成り立っているそう。このループを強く補強する対策を考えることで習慣化につながるといえます。
目的をはっきりさせる「なんのためにそれを習慣にしたいのか?」
目的を明確にすることは、習慣化のループのうちの「報酬」の意味づけを強化することです。自分にとっての報酬のベネフィットが上がることで、行動(=反応・ルーチン)が後押しされます。
目的意識が強ければ一旦中断してしまっても行動再開へのモチベーションも上がりやすいこともメリットです。
やるタイミング(時間)を決める「いつやるか?」
3段階のうちの「きっかけ」をタイミングや時間で固定し、毎日の中に意識的に作ることで、始める時の労力を減らすことができます。
就寝前のナイトルーティンや、毎朝のきまった行動など、すでに習慣的におこなっている行動に紐づけるとより習慣化しやすくおすすめです。
おすすめのタイミングや時間
📍仕事を終えたあと
📍就寝前
📍ランチのあと
書くことを決める「振り返りのテンプレートは?」
3段階のうちの反応(ルーティン)は、どんなコンディションでもできるように、できるだけ具体的かつ簡単な行動にするのがポイントです。
自分に合った振り返りのテンプレートをつくるとやりやすくなりますが、通常のバージョンと簡易的なバージョンとを用意しておき、しっかり振り返りをしたいとき、とにかく早く終わらせたいときに使い分けができるようにしてみてはいかがでしょうか。
↓振り返りのテンプレートはこちらを参考にどうぞ!
Stockrのキホン#02|ストックには何を書く?特別でない毎日の中で気づきを見つけるヒント
誰かと一緒に取り組む「継続を支え合える人は?」
こちらは習慣形成のメカニズム「きっかけ→反応(ルーチン)→報酬」には入っていませんが、難しいことに取り組むときに、同じような価値観や目標を持つ仲間同士の支え合い=「ピアサポート」があることで、ポジティブな刺激を受けられ、モチベーションが高まる効果があると言われています。
友達や同僚と一緒に振り返り会を開催してみたり、SNS等で募集している振り返りのコミュニティを調べてみるのもおすすめです。
Stockr開発チームの場合、下記のように業務の中に振り返りタイムを設けていることが最大のポイントになっています。
初めは強制的でも、続けていくうちに仕事でなくとも日常の中で振り返りすることが当たり前の感覚になってきていると感じます。

より良い振り返りのコツ
より良い振り返りをするためのコツはポイントとして5つご紹介します。

これらを一言でざっくりいうと「具体的に書く」ことです。
理由は、振り返りは後で何度も読み返して抽象化してみたり、逆に具体化してみることで何度も学びを得ることができるというメリットに関係しています。
※参考:気づきとは。気づきを学びに変える抽象化と、気づき力を高める振り返り
気づきだけを抽出して名言のように抽象的かつ簡潔にしすぎてしまうと、あとで読み返したときに具体的なイメージがわかなくなり、抽象化と具体化の行き来ができなくなります。
書いたときの情景や感情などがぼんやりと思い出せるくらい、もしくは読むことで自分の行動がイメージできるくらいの内容が、後に読み返したときに学びにしやすい文章量です。

振り返りを続けるためのコツ、より良い振り返りのコツを、Stockr開発チームの実体験からご紹介してきました。
最後に、「振り返りを続けると成長を実感できます」ということを断言したいと思います。
振り返りアプリStockrを使って、自分と正面から向き合い、振り返りで考えたことの言語化や、振り返りを見返して学びを増やす体験を、ぜひ多くの人に味わっていただきたいと願っています!
効果的な振り返りの習慣づくりに。振り返りアプリ「Stockr」に記録する
振り返りの習慣化を支援するアプリ「Stockr」は、振り返りの難しさや、つい忘れてしまうなど、習慣化のハードルになりやすい点をサポートする機能を備えたアプリです。
「Stockr」は、日々の思考や行動の記録によって、充実感をもって豊かな人生を歩みたい人に最適なアプリです。
【主な機能】
①いつでもすばやく書きこめる「ストック」
日常の仕事や生活の中で感じたことや気づいたことを忘れる前にどんどんStockrにためていきましょう。もちろん思いついたままの言葉でOKです。きれいに書く必要はありません。
②書きためたストックから反復的に学び、新たな発見に導く「再発見」
過去の投稿を自動的にリマインドします。当時の自分をふりかえって「あの時はこう思っていたけど今はこう考えるな」といった差分から自身の成長を感じることができます。
新たな気づきを付け加えるなども編集も可能です。
③振り返りのモチベーションを支える「スコアリング」
Stockrを利用すればするほど、より多くのスコアが蓄積され、あなたが持っている意識の量をより視覚化できます。スコアや、Stockrのご利用実績に応じて、ちょっぴり嬉しい「称号」や「バッジ」がもらえます。
④ストックする内容に困ったときにぴったり「テーマ機能」
「仕事」「勉強」「読書」…。真っ白な自由帳よりも何かお題を与えられたほうが筆が進むもの。自由に設定できるストックテーマをいつでも活用することができます。
Stockrは、振り返りの習慣化によってポジティブな思考サイクルを促進し、自身の成長を自覚し、より大きな成長への前進をサポートします!
ふりかえりの習慣化を、AIが伴走する。Stockrをはじめる