年末が近づくと「今年も1年、あっという間だった」という言葉が口をつきます。でも、本当に「あっという間」だったのでしょうか?
思い出せないことと、何もなかったことは違います。1年の振り返りは、流れてしまった365日から「ちゃんとあったもの」を取り出して、来年の自分に手渡すための時間です。この記事では、1時間でできる4ステップのやり方と、そのまま使える質問リストを紹介します。
1年の振り返りに必要なのは、気合いではなく「型」
1年の振り返りが続かない・毎年やろうと思って年を越してしまう最大の理由は、「何をすればいいか決まっていない」ことです。白紙のノートを前に1年分を思い出そうとすると、それだけで疲れてしまいます。
逆に、手順と質問が決まっていれば、1年の振り返りは1時間で終わります。しかも毎年同じ型で繰り返すことで、年ごとの変化を比べられるという、1回きりでは得られない価値が生まれます。
1時間でできる、1年の振り返り4ステップ
ステップ1: 思い出す(20分)— 記憶ではなく記録から
まず、記録が残っている場所を開きます。
- カレンダー・手帳(どこへ行き、誰と会ったか)
- 写真フォルダ(何に心が動いたか)
- メモアプリやふりかえりノート(何を考えていたか)
1月から順に眺めながら、心が動いた出来事を箇条書きで書き出します。この段階では選別せず、量を出すことに集中しましょう。
ステップ2: 選ぶ(10分)— 今年の「ベスト5」を決める
書き出した出来事から、「今年の自分をつくった出来事ベスト5」を選びます。うれしかったことだけでなく、苦しかったけれど自分を変えた出来事も候補です。
選ぶという行為には、比べて考えるプロセスが含まれています。ここで1年の輪郭がはっきりしてきます。
ステップ3: 意味づける(20分)— 質問に答えて言葉にする
ベスト5のそれぞれについて、次の質問リストから2〜3個を選んで答えを書きます。
- その出来事の何が、自分にとって大きかったのか?
- そこで自分はどんな選択をしたか?今ならどうするか?
- その経験から見つけた、自分の強み・持ち味は何か?
- 1年前の自分に教えたら、驚くことは何か?
- この経験を、来年どう活かせそうか?
うまく書こうとしなくて大丈夫です。「言葉にして書く」こと自体が、経験を自分の資産に変える工程です。振り返りの基本的な考え方は振り返りとは。効果的なやり方がわかる5つのポイントと8つの方法でも詳しく解説しています。
ステップ4: 来年につなげる(10分)— 一手を決める
最後に、来年に向けて次の3つを書きます。
- 続けること: 今年うまくいったから、来年も続けたいこと
- やめること: 自分を消耗させたので、手放すこと
- 始めること: ベスト5の気づきから、来年新しく試すこと
目標を細かく立てる必要はありません。「一手」が決まっていれば、年明けの自分が動けます。目標との向き合い方は目標達成できる人の振り返りの「型」が参考になります。
ふりかえりの習慣化を、AIが伴走する。Stockrをはじめる振り返りの質問リスト(保存版)
ステップ3で使える質問をまとめておきます。全部に答える必要はなく、心が動いたものだけで十分です。
- 今年いちばん時間を使ったことは何か?それは望んだ使い方だったか?
- 今年出会った人で、影響を受けたのは誰か?
- 今年の自分を漢字1文字(または一言)で表すと?
- 去年の自分と比べて、変わったことは何か?
- 来年の自分にこれだけは伝えたいことは何か?
来年の振り返りを楽にする、たったひとつの習慣
1年の振り返りをやってみると、多くの人がこう感じます——「記録がもっと残っていれば」。
1日1行でも気づきを書き残しておくと、翌年の振り返りは「思い出す時間」がほぼゼロになり、質も大きく変わります。ふりかえりノートアプリ「Stockr」は、1行から書けるストックと、過去の記録が自動で戻ってくる「再発見」で、この習慣を支えます。書いた気づきは1年後、あなたの「今年のベスト5」の材料になります。
年末を待たなくても、振り返りは今日から始められます。まずは今日の気づきを1行、残すところから始めてみませんか?
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