【本記事は、専修大学経営学部・足代訓史ゼミとの産学連携プロジェクト『大学生向けコンセプト開発プロジェクト』の成果発表を基に構成しています。全3回の連載企画として、3つの学生チームによる独自の視点と提案をお届けします。】

「自己分析を始めたけれど、自分の強みやキャリアビジョンがわからない」
「適職診断を受けても、どこかしっくりこない」

働く上での納得感ややりがい、判断の土台となるキャリアビジョンや強みの理解は、就職活動を控えた学生にとって避けては通れない重要なテーマであるにも関わらず、多くの大学生がこうした課題に直面します。

そこで、今回は、株式会社ビルディットが提供する振り返りノートアプリ「Stockr(ストッカー)」と専修大学の足代ゼミの学生による産学連携プロジェクトより、チームCが上記の課題に対し、提案した「積み上げた思考を、就活初期の選択で使いこなす方法」についての発表内容をご紹介します。

キャリアビジョンを持つことの重要性

働くうえで重要な要素のひとつが「キャリアビジョン」です。

自分はどんな力を伸ばしたいのか、どんな働き方をしたいのか。
それを言語化する時間を持つことは、仕事への納得感を高め、やりがいを持って向き合うための土台になります。

しかし現実には、明確なキャリアビジョンを描けている人は決して多くありません。

その結果、入社後に「思っていたのと違う」という違和感を抱いたり、ネガティブな理由での離職につながったりするケースも少なくありません。

だからこそ、就職や転職という大きな選択の前に、立ち止まって自分自身のキャリアビジョンを考える時間を持つことが重要です。

自己分析ツールの限界、「受け身の思考」が迷いをつくる。

就活初期にキャリアビジョンを考える際、多くの人が迷いや不安を感じます。
その理由の一つは、思考が「受け身」になってしまっているからかもしれません。

例えば、適職診断やMBTIなどの自己分析ツール。
何問かの質問に答えるだけで自身のキャリアが見えてくる、簡易的で就活に役立つ便利なツールですが、

「こんな質問だけで本当にわかるの?」
「結果だけが残って自分ごととして感じられない」

とズレを感じたことはないでしょうか。

ツールは簡単な反面、回答が思い出深いエピソードに偏りやすく、客観性にも限界があります。
また、与えられた質問に答えるだけだと受動的になり、思考が頭に残りにくくなります。

その結果、自己分析ツールの結果と「自分の実感」の間にズレが生まれやすくなり、いざという時に自分の言葉で語れなかったり、重要な選択の場面の判断軸としては使いにくくなってしまいます。

必要なのは、自分の言葉で整理する「自発的な思考」

一方で、自発的に考えたことは記憶に残り、自分の中で納得感を持って積み上がっていきます。

自分の経験を振り返り、自分の言葉で整理する。

この積み重ねがあるからこそ、バラバラだった思考の「点」が「線」になり、進路やキャリアといった重要な選択の場面で、自然と使える武器になります。

思考を「武器」に変える3つのステップ

「Stockr」を使った「思考の記録(ストック)」を「選択の基準」へと昇華させる具体的な方法を紹介します。

  1. 日々の記録(ストック)を見返すことで将来の方向性のヒントを得る日常の何気ない出来事に対し、自分の言葉で「なぜそう感じたか」を書き留めます。それを定期的に見返すことで変化に気づくことができます。

    さらに、AIが共感とヒントをくれるコメント機能を活用することで、一人で悩むことなく前向きに記録を続けられます。

  2. 「価値観ワード診断」で客観視する溜まった記録をAIが分析し、自分では気づいていなかったキーワード(例:創造性、多様性など)を抽出します。これにより、主観的かつ思い込みではない「客観的な自分の傾向」が見えてきます。

  3. キャリアの「足がかり」を構築する可視化された価値観を基に、「自分はデザインを通じて社会貢献したいのかもしれない」「フリーランスの方が輝けるかもしれない」といった、具体的で納得感のあるキャリア案を組み立てます。

迷ったときの「自分専用のものさし」

就活で行き詰まったり、本当にやりたいことがわからなくなった時に、「Stockr」で日々積み上げてきた思考は、いわば「自分専用のものさし」になります。わたしたちは、「過去の自分が残した言葉」という揺るぎない証拠があるからこそ、選択の場面で自信を持って決断できるのだと考えます。

特に、明確なキャリアビジョンがない人は「Stockr」で今まで気づかなかった価値観や考え方に気づくことができ、就活やキャリアビジョンに厚みが出ます。

受け身の自己分析で行うなんとなくの就活を卒業し、自分が育ててきた考えを信じて未来を選ぶ。
「Stockr」は、そんな自発的なキャリア形成を志す学生たちの伴走者となります。

「Stockr」で「思考の記録」を次の一歩の足がかりに

「Stockr」は、こうした日々の出来事や気づきを自分の言葉で記録し、自発的な振り返りを習慣化するサービスです。

  • 日々の気づきをストック:自分の言葉で書き残すため、納得感が積み上がる。

  • AIによる共感コメント:前向きに思考を続けるための伴走者に。

  • 価値観ワード診断:自分では気づけなかった一面に出会える。

    自分の言葉で書き残した思考は、単なる記録ではありません。
    それは、未来の選択を支える大切な材料です。
    「Stockr」で積み上げた考えを、あなたらしい次の一歩の足がかりにしてみませんか?

ふりかえりの習慣化を、AIが伴走する。Stockrをはじめる

【本記事は、専修大学経営学部・足代訓史ゼミとの産学連携プロジェクト『大学生向けコンセプト開発プロジェクト』の成果発表を基に構成しています