【本記事は、専修大学経営学部・足代訓史ゼミとの産学連携プロジェクト『大学生向けコンセプト開発プロジェクト』の成果発表を基に構成しています。全3回の連載企画として、3つの学生チームによる独自の視点と提案をお届けします。】

「自己分析を始めたけれど、自分の強みやキャリアビジョンがわからない」
「適職診断を受けても、どこかしっくりこない」
働く上での納得感ややりがい、判断の土台となるキャリアビジョンや強みの理解は、就職活動を控えた学生にとって避けては通れない重要なテーマであるにも関わらず、多くの大学生がこうした課題に直面します。
そこで、今回は、株式会社ビルディットが提供する振り返りノートアプリ「Stockr(ストッカー)」と専修大学の足代ゼミの学生による産学連携プロジェクトより、チームBが上記の課題に対し、提案した学生自身の経験から見出した成長を妨げる要因とそれを打破するための振り返りについての発表内容をご紹介します。
成長を妨げる要因は「反省で終始してしまう」こと
インターンでの実体験から、多くの学生が陥りやすい「反省で終始してしまう」という成長を妨げる要因を発見しました。
具体的には
- 短期インターンのグループディスカッションで、周りの学生が次々と意見を出す中、迷っているうちに話題が進んでしまう。
- プレゼンの大枠が決まっていくのを前に、何も発言できないまま終わる。
- 本当は自信を持って意見を言えるようになりたい。
- 帰宅後に振り返っても「知識が足りない」「経験が少ない」というところで終始した反省で止まってしまい、次にどう活かすかまで整理できていない。
内省しているつもりでも、それは単なる反省で、次にどう活かすかまでは整理できていませんでした。
そこから「成長できていなかったのは、原因がわからなかったからではなく、記録し次の行動へつなげる振り返る仕組みが不足していたから」という課題の本質を見出しました。
次の行動へつなげる振り返りをすることで、得られた3つの気づきと効果
私たちは「Stockr」を、
日々の出来事を「事実」と「感情」に分けて記録
↓
過去の記録を1日3件ランダムに表示する再発見機能で振り返り
↓
Stockr AIのフィードバックから次の行動につなげるヒントを得る
という流れで使っています。
そして、実際にこの活用方法から得られた気づきと効果は以下の3点です。
1. 「分からなかった」のではなく、「振り返っていなかった」
- ディスカッションで発言できなかった悔しさ
- 周りと比べて焦った気持ち
- 本当は質問したかったのに、できなかった自分
これまで曖昧だった感情を、初めて言葉にしました。
すると見えてきたのは、
- 準備不足だった
- 完璧に理解してから話そうとしていた
という、自身の思考の癖でした。
成長できなかったのは、原因が分からなかったからではなく、記録し、振り返り、次の行動につなげていなかったからだと気づきました。
2. 過去の自分と対話できる「自分専用の伸びしろ倉庫」ができた

「Stockr」に感情を記録していくことで、過去の自分が何に悩み、どう考えたかが残っていきます。
落ち込んだときに読み返すと、
- 「前も同じことで悩んでいたな」
- 「でも、このときは少し前向きに考えられていた」
- 「次はこう行動してみよう」
と、過去の自分と対話している感覚になります。
過去の経験や感情を取り出し、毎日の出来事を収納していく。
それは、できなかったことも、悩んだことも、すべてがこれから伸びる余地として蓄積されていく「自分専用の伸びしろ倉庫」のようなものです。
3. 未熟さが、自信のきっかけになった

「Stockr」のAIコメント機能では、記録した内容へStockr AIがフィードバックを返してくれます。
インターン中に感じた未熟さや葛藤を記録すると、感情に寄り添いながらも、次の行動へのヒントを提示してくれました。
その結果、
未熟さを直視する
↓
具体的な行動を変える
↓
小さな変化を実感する
という循環が生まれ、「自分は変われる」という体験が自信へとつながっていきました。
振り返りで、自信の土台を積み上げる
成長していないと感じていた理由は、振り返りを次の行動につなげる仕組みが不足していたからでした。
できなかったことや失敗、迷いも、記録して見返すことで「次にどう動くか」という具体的な行動や思考の変化につなげられます。
うまくいかない日があっても、経験を流さず言葉にして振り返る。
その積み重ねが「前に進んでいる」という実感につながっていると思います。
もし、今「成長を実感できない」と不安を感じているのなら、まずはその伸びしろを記録に残すことから始めてみませんか?
少しずつ積み上がるその言葉が、いつかあなたを支える確かな土台となるはずです。
ふりかえりの習慣化を、AIが伴走する。Stockrをはじめる【本記事は、専修大学経営学部・足代訓史ゼミとの産学連携プロジェクト『大学生向けコンセプト開発プロジェクト』の成果発表を基に構成しています